理事長あいさつ

Greeting

近年、グローバルシティとしての東京の魅力の中で「水彩都市」としての面が注目を浴びています。中心部に豊富な緑の自然と水辺空間を有する首都は世界でも多くありません。

都心に貴重な水と緑の回廊を形成する内堀と外堀、日本橋川、神田川など。中でも千代田区はその中枢をなす都心自治体です。

2015年、千代田区は千代田区議会、商工観光施策特別委員会の提案により、千代田区の水辺空間を潤い、憩い、賑わい、交流の空間として再生することにより、将来に向かって都市の魅力向上に寄与することを目的とした「水辺を魅力ある都市空間に再生する条例」(以下、水辺の再生条例)を施行しました。

昨年、就任された樋口高顕千代田区長もその重点政策「環境・文化・スポーツでさらに豊かな暮らしを!」の中で「外濠、神田川、日本橋川の浄化と活性化」を第一に掲げられています。

2021年、全国的に民間、行政により水辺の環境保全、景観の重要性が再認識され、活動の広がりをみせる機運の中、千代田区をとりまく水辺に関わり、活動の場を広げ、川の水質浄化と景観の再生に大きな役割を果たしてきた「NPO法人 日本橋川・神田川に清流をよみがえらせる会」と行政機関や地元町会(神田・岩本町・万世橋)と密接な連携をとりながら、舟運観光事業を通じて、千代田区内の外堀の石垣、日銀前の常磐橋の修復、関東大震災後に建設された震災復興橋梁の保存、および防災拠点(和泉橋防災船着場)や佐久間橋児童遊園の利活用に取り組んできた「ちよだリバーサイドプロジェクト」の2つの団体は合併した1つの特定非営利活動法人「ちよだの水辺を魅力ある都市空間に再生する会」として、新たなスタートをふみだすことになりました。

この2つの団体が一つになることで、日本橋川、神田川、外堀と江戸城の内堀、千鳥ヶ淵、牛ヶ淵の再生、環境保全の活動が統一、連携され、千代田区全域の水辺の環境、景観の保存の整備への大きな一歩を踏み出していけるものと考えております。

2022年にはお茶の水ロータリークラブと神田佐久間町一丁目町会(松本正会長)と千代田区(道路公園課)間の佐久間橋児童遊園アダプト及び河川清掃協定締結をサポート。千代田区をとりまく水辺に関わり、川の水質浄化と景観を再生する活動もはじめました。

今後も地元町会、千代田区行政、区議会、千代田区観光協会、近隣自治体との連携を今まで以上に深めながら、活動を進めて参ります。

千代田区に住み、働き、学び、集う皆さまにおかれましては本法人設立の趣旨に、ひとりでも多くのご理解をいただき、ぜひともご協力をたまわりますようお願い申し上げます。

                             

                                 2022年4月

 

理事長 岡田邦男